5月19日(水)19:45~21:00 川東タウンセンターマロニエ204号室
☆チーム「実」による日本酒例会が行われました☆
日本酒は古来から親しまれている、なじみの深いお酒です。
今では世界中の人に愛されているまさに「JAPANESE SAKE!」
そんな日本酒について、私たちはどれだけ知っているでしょうか?
日本酒はどうやって作られているの?焼酎との違いは?ちょっと敷居が高い気がするなぁ・・・など、今回の例会で、日本酒に対する知識を深めてみましょう。
まず、アクターである井上さんの会社の歴史について話していただき、その後、日本酒の作り方を教えていただきました。
「日本酒の作り方」
精米(雑味の原因となる玄米の外側の糠部分を削る作業)
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洗米
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浸漬(洗米された米を一定時間冷たい温度の水につけて水分を含ませること)
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蒸米(吸水した米は、「こしき」という大型の蒸し機に入れて蒸されます)
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製麹(蒸し米に黄麹菌の胞子を満遍なくふりかけ、繁殖させたものが麹です)
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酒母(酒母は蒸し米、水、麹に酵母を加えて作られます)
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仕込み(タンクに入れて発酵させます。菌たち頑張ってます)
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もろみ(3回にわけてしこまれたもろみ)は、その後3~4週間かけて発酵させていきます。
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上槽(もろみがしぼられ、ここで新酒の誕生です!)
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おり引き・ろ過(味を調えます)
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火入れ(しぼった酒の酵母と酵素の活性をとめます)
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貯蔵
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加水(割り水)日本酒の原酒はアルコール度数が約20%と高いので、瓶詰め前に加水(割り水)をして調整します。原酒もおいしいですけどね
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火入れ、瓶詰め
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出荷
こうして、皆様の手元に届くわけです
次に、チーム「実」野田さんと中村さんによる発表です。
「日本酒のおいしい飲み方」
美味しいお燗の方法
お酒を注いだ徳利を、80℃のお湯に1分間つけて引き上げます。30秒後に再び入れ、好みの温度で取り出すとさらにまろやかなお燗に
※ただし、沸騰したお湯につけてしまうとせっかくの美味しさが飛んでしまうのでご注意※
美味しい冷やの方法
瓶や徳利を氷水につけて冷やします。
他にも、
①水割り お好みのミネラルウォーターで♪ 日本酒:水=8:2
②お湯割り 先にグラスにお湯を入れ、後に日本酒を
割合は同上
③ハイボール 氷をたっぷり入れ、グラスに日本酒、そして炭酸水で割ります。
④みぞれ
⑤フラッペ
など、新しい日本酒の魅力を発見できるカモ
「どういう料理に合うのか」
日本酒は、香りと味わいで大まかに4種類に分類することができます。
薫酒・・・主に大吟醸、吟醸系で、香りの強いタイプです。
華やかな香りとさわやかな味わいを持っています。食前酒にも向きます。
どちらかというと料理を選びますが、淡白な素材を生かした調理法で、さわやかな風味付けをされたものが良く合います。
例:アサリの酒蒸し、カルパッチョ、サーモンマリネ、酢の物、生春巻きなど
爽酒・・・主に普通酒、本醸造酒、生酒系で、軽快でなめらかなタイプです。
合わせられる料理の幅は広く、冷奴、そば、生シラスポン酢、スモークサーモン、小龍包など。
醇酒・・・主に純米酒系、ふくよかな香りとコクのあるうまみと味わいを持つタイプです。
クリームやバターなどの乳製品と相性が良く、うまみが強い食材や香ばしく焼いた料理とよく合います。
例:たれの焼き鳥、肉じゃが、グラタン、ピザ、エビチリ、酢豚など
熟酒・・・主に長期熟成酒、古酒系で、芳醇な味わいを持つタイプです。
味付けの濃い料理にも合います。油脂の多い料理や香ばしい風味の料理、スパイスの効いた料理と相性が良いです。
例:すき焼き、ローストチキン、マーボ-豆腐、スパイシーカレー、ハードタイプチーズなど
日本酒の正しい保存方法
日本酒を保存する場合のポイントは、光(特に紫外線)と温度です。光が当たらず、低温で、温度変化のないことが大切です。
ご家庭でお酒を保存する場合は、お酒を化粧箱に入れたままにするか、新聞紙などで包んで光が当たらないようにして、できるだけ涼しく、温度変化がないところにおいてください。
「生」のお酒は冷蔵貯蔵が必要です。
最後のお楽しみは、井上酒造からプレゼント♪♪
純米生貯蔵酒(すっきり甘くて飲みやすい☆)を戴きました
今日の勉強会を機に、美味しい日本酒、堪能してくださいね
参考資料
「日本酒の教科書」 著 木村克己
*日本酒サービス研究会酒匠研究会連合会http://www.sakejapan.com/index.php?option=com_content&view=article&id=22
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